NEW サイト です!!
今まで遊びに来てくれていた皆様これからも宜しくお願いいたします。
また 新たにこのサイトに辿り着いた皆様ハジメマシテです。
売場のチカラやVMDについて紹介しているブログです。
リニューアルということで改めてVMDとは?と考えると
海外で仕事をすると痛感するのですが この言葉は全く通じません。
海外ではヴィジュアルマーチャンダイジング(Visual Merchandising)という言葉は あるのですがVMと呼ばれています。
伝えるべき商品政策 MDに明確なストーリーを作ると言う意味合いが一番的確でしょう。
商品企画よりの意味合いが強いかな・・・・・
では今 日本で行われているVMDって考えると
特に決まった定義は無いのですが 陳列や演出、理論的な売場作りの方法と解釈されている方が多そうですね、
「パッと見が見劣りしない 他と比べてもうちは大丈夫感覚」の実は画一的なビジュアル要素が強い。
これはVM&D(ビジュアルマーケティング&ディスプレイ)なんて話すと結構分かりやすくカッコ良く聞こえますね。
私も各国の沢山の売場でお手伝いさせていただきましたが、
売場が抱える本当の問題は以外に万国共通で「美しく見えるか?
綺麗に見えているか?かっこいいか?」という問題ではなく
実は「何を伝えたらいいのか?どんな仮説を立てて売場を組み立てていけばよいのか?」という売り手自身の思いや
思想が見えなくなってしまっているという問題が多いんです。
本来 売り手の思想や思いがあってこそ、それに合わせた理論や魅せ方が発生するのですが
その辺を理解しない小売未経験者が通り一遍等のノウハウや文献から画一化された売場作りを
VMDだのディスプレイだのというルールにしてしまう・・・・怖いです。
だからかな・・・VMDやってるというと画一的な売場を想像される方は少なくありません。
その国にはその国にあった売場作りがあって また売場やブランドにもそれぞれのやり方があります。
例えば
アメリカでは やはり効率重視 ユニット型の器を重視した旧型のVM&D
ヨーロッパでは感覚 デザイン重視のルック型のVM&D
日本ではこの2つを組み合わせた進化した売場作りが今は主流となっていますね。
何が良いとか悪いと言うコトではなく 自分の売場に合うもの 自分の考え方を表現できるものを選ぶコトです。
サイトのリニューアルにあたって 私も もう少し現状のサービスを明確化するために
見掛け倒しの売場を作らないために新しい提案をすることにしました。
売り手の思想や思いをさらに明確に表現する商品の政策VM(Visual Merchandising)の部分と
自社のイメージを視覚的にマーケティングしていくVM(ビジュアルマーケティング visual marketing)
ストアデザイン ブランドデザイン表現の一環として売場作り
演出 陳列を行うSD(STORE DESIGN)=VM&SDを戦略として 運営できる
売り手の満足がお客様に伝わる売場作り
売り手の思想に共感、感動を期待するお客様への売場作りを行いたいと思います。
自分の主張を見やすく 買いやすくしなければ何をお客様の為と言えますか?
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。