VMDのハードな出張 2
前回の上海 杭州の続きからです。
バスで杭州(今日本のCMでもお馴染みになってきた綺麗な街らしいです・・・全く観光していませんので・・・・・おそらくの話です・・・・)
かなり遅い時間に杭州に到着。
ホテルに着くと先ほど上海のバスターミナルで食べたカップ麺のことも忘れて買出しに行こうということになりました。
街中のホテルのはずだったのですが歩けど歩けど全くコンビニの気配すらありません。
やっと灯りに辿り着くと そこは妖しい歓楽街が!! 某KBCさんの目が輝き見違えるように生気が戻ってくるではありませんか!!
「深澤さん明日成功さる為に今日は早く寝ましょう。そしてとりあえず一杯やりましょう。」
そう言うと彼はせっかく買ったお弁当をコンビニ忘れているにも関わらず ホテルに帰ることにしました。
翌日 朝食後 セミナー会場に移動です。
中国のお堅い雰囲気だったら日本でもセミナー嫌いの私にとってはキツイな~と思っていたのですが
会場に入ってびっくりです。
今回の為に会場内には仮想の売場から私の為の舞台セットまで組んであるではないですか!!!
(セットには高級陳列師の勉強会と書いてありました)
さらに会場内は若者ばかり!!
おまけに昨日コンサルに入った会社の面々も。
巨大なスピーカーからは中国のDISCOサウンドが流れ司会の男性は受講する生徒さんたちに何か大きな声を張り上げて煽っているように見えます。
(深澤解釈)
「イエーイ VMDの研修会を始めるぜー みんな勉強しちゃおうぜー」
ホントこんな感じに会場を温めてくれてているようでした。
でも いざセミナーが始まると戦いです。彼らの真剣さは黙って聞くなんてことはしません。
少しでも疑問や問題点を感じたらどんどんマシンガンのように意見してきます。
でもこんなことも慣れてきましたので 黙らすところは黙らせ 見せて聞かせて理解させます。
これを朝9時~夜の9時まで2日間 昼 夜の食事を挟んで時には実際の売場に出向いて研修しました。
非常に新しい日本でも無いスタイルのセミナーだったと感じています。
でも ここまでやらなければ 教える内容も理解度の手ごたえも感じられないでしょうし、
もし日本でVMDのセミナーを開催するなら私もこのくらいセットや会場を用意すべきだと教えられました。
セミナー自体のスケジュールは非常にハードでしたがセミナー終了後
全員の生徒が駆け寄ってきて写真撮影や握手のお願い
私とのコンタクトの取り方など熱心に聴いてきてくれて本当にやってよかったと思える終わり方が出来ました。
でも この後 また夜のバスで上海に移動をするまでは・・・・・・
明日 21日から 今度は中国広州のお客様の下へ出張です。16日に帰国してから
この3日間久々に体調を崩して病院で点滴浸けの日々です。
私はこのままで大丈夫でしょうか?・・・・アパレルWEBのKBCさん(笑)
でも KBCさんのお蔭で安全に何の心配もなく 本当に仕事に集中できます。
海外で仕事をする上で 何よりも安全で仕事以外の心配事が無いのはとにかく一番重要なことだと思います。
ホントお世話になってます。では では
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。