お疲れ様です深澤です。
先日、車を運転していると、30数年前に大人気だったロックバンド・『BOOWY』のラストシングル
『季節が君だけを変える』が流れてきました。
当時、17歳だった私にとって、
解散が噂されはじめたBOOWYの
このシングル曲は、なんとも言えない哀愁のような美しさを感じる一曲でした。
同曲はミュージックビデオも秀逸で、当時の若者達が淡々と映し出されるだけの映像はなんですが
1980年代後半の東京という街の若者達が醸し出す危うさや儚さが
全て網羅されたのではないかと思うような映像となっていました。
あれから30年以上も経ってしまったのですが、
急に懐くかしくなり帰宅後、ミュージックビデオを探していたんですが、
その最中に
オカモトズというバンドが2019年に『Dancing Boy』という曲にて
先ほどご紹介したBOOWYの『季節が君だけを変える』を
オマージュしたミュージックビデオの存在にもたどり着きました。
まさに令和版『季節が君だけを変える』的な内容だったんですが
どうでしょうか?
オカモトズのミュージックビデオにも、令和の東京、そこにいる若者達が映し出されるのですが
(オカモトズの映像に登場する方々は、若干有名人が多めですが)
曲はともかくとして
この2曲のミュージックビデオに登場してくる若者たちの空気感を見てくと
令和の空気感は本当にマイルド
マイルドヤンキーなんて言葉もありますが
危うさや、儚い空気感は消えており
皆、かっこいいんですが見比べると令和の若者は、おだやかに見えてくるんです。
昔は良かった、昔は凄かった、、、そんな話をしたいわけではありませんが
情報量も圧倒的に少ない中で
正解や事例が今ほど語られない未完性の時代の方が
人を惹きつける魅力的なヒト・コト・モノが生まれやすいのかと考えさせられました。
完成度の高さや失敗しない内容ってもちろん大切なことですが
熱量だけで突き進めるそんな瞬間を欲している50代になった私に
改めて気付かされる,ちょっと痛いミュージックビデオの話でございました。
売場作りの話じゃなくて申し訳ございません。
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最後までありがとうございました。
皆様本日もご安全に
ではでは
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。