大手町駅構内を歩いていると
謎のデジタルサインが!!
* TOP画像
表記内容自体が非常に見にくいな〜と思って
よく見てみると、ホログラム3Dファンでした。
ホログラムファンに関しては↓の動画にて
動画で見て頂いた通り
大型の扇風機みたいな機械のファンが回転すると、
3Dの動画映像が肉眼で見えるというディスプレイ機材となっております。
私自身も
2018年辺りの、各種展示会企画で結構企画案に使っておりまして
店舗で新商品スニーカーのPR等に使うと、評判が良かったのでよく覚えておりました。
しかし、この駅の構内で使われている内容を見ると
ただ駅構内図をブロック表記した内容であり
別に3Dにする意味も無く
画像を動かす必要も無い
恐らく、簡易的に設置するのに扇風機型の機材が
設置にも撤去にも楽だったんでしょうね、、、、、、、ちょっと残念です。
この手の映像機材って、
機材の特性にマッチしたコンテンツ作成とその投影の仕方、
このマッチング度を発想できる使い手がいないと
それはそれは、非常に残念な映像になります。
しかも、魅力的な使われ方の事例もなく、市場投入から2年も経てば機器自体が生産もされなくなってしまいますから
市場に浸透することなく機材自体の存在が消えていきます。
『日本の技術力は落ちる一方だ〜〜』と言われていますが
そもそも製品を使う側に、製品機能に対する強い不足・不満感や
製品の使い方に関する発想力が全く持って弱くなってきている訳ですから
技術力自体の必要性も伸びていかないんでしょうね。
なんだか、悲しそうに駅構内の案内をしている
ホログラム3Dファンを見ていたら、私を含めた日本人の発想力の低下を憂う午後となりました。
最後までありがとうございます。
みなさま、本日もご安全に
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深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。