オリンピックがスタートしましたね。
新しい競技が多く、ひとときだけでも、この日常に起こっている事を忘れさせてくれます。
上部の写真は2年ぶりに見える富士山の山小屋の灯りです。
コロナ以前なら、登山者のライトが行列を作る風景も見えたのですが
まだ今年は登山を再開させたということだけを喜べる状態なのだと思います。
さて連休明けに何を書こうか迷っていたんですが
少しだけオリンピックの開会式について書いてみたい。
約4時間にわたってくり広がられた開会式ですが
見どころは沢山ありましたよね。
その中でも、ドローンの演出やピクトグラム、各国の入場曲など
デジタルとアナログを利用した演出として、見入ってしまう場面もあったのですが
それ以外はテレビの解説をしっかり聞いていないと、
伝えたい事がわからない状態。
また、全体を通しての繋がりが見えず、なんだかガッカリさせられたというのが
正直な感想です。
皆さんはどう感じられましたか?
オリンピックの開会式で国力としての技術や文化、そしてオリンピックを開催する国としての
使命を表現するという考えは、古いのかもしれませんが
それぞれの演出が点となっており、線に繋がっていかないストーリー感の弱い
あのセレモニーは、ある意味今の日本を象徴する内容だったかもしれませんね。
売場作りの内容に当てはめて考えても
品揃えやMDに統一感が無く、打ち手がバラバラの状態になってしまっているという店は本当に多く
オリンピック開会式同様に魅力がなく、感動につながらない状態となっています。
演出家やプロデューサーの問題もあるのかもしれませんが
私を含め、今日本に漂う空気感や雰囲気から作り上げられた内容なのかもしれません。
是非、オリンピックの選手たちには
こんな空気感や雰囲気を吹き飛ばすような活躍を期待しております!!
明日以降台風の影響が心配されますが、皆さん本日もご安全に
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。