売場のニュ-スを作る
GW突入ですね。皆さんは如何お過ごしですか?深澤は昨日まで家から15分位の所にある
小田貫湿原に愛車と共に入り込んで 川を車で渡ったり
散歩したりと一人で自然を満喫いたしました。自然の美しさは良いですよ!!!
あの花とか緑の色のバランスや構成を忘れたら お客様に快適と感じてもらえる売場なんて出来ないですから!!
だから休日は出来るだけ自然と触れ合うことにしています。
さて今日は売場で作るニュースについてチョッと語ってみますね。
「あなたの売場のニュースは何ですか?」
「あなたの売場にニューススペースはありますか?」
こんな言葉を聞いたことはありますか?
お客様が売場に入った瞬間、目の前に飛び込んでくる商品は、売場のニュースでなければなりません。
なぜニュースなのか?
お客様が商品を初めて見た瞬間、その商品に感じる魅力の半分以上は商品内容そのものの魅力にあるのではなく、
その商品にまつわる情報や物語にあると言われています。
その商品の伝え方、見せ方が、今、目の前にいるお客様にとって、
また、あなたの売場にとっての話題や事件となり、それが確実に伝えられているかどうかが、非常に重要だということです。
そう考えるとテレビやメディアから伝えられるニュース同様、私達は売場から発せられるニュースや話題にも敏感で、
そして飢えているのでしょうね。
そんな売場からの話題が特に新鮮であったり、伝えられ方にセンスや美しさがあることは、
お客様にとって非常にいい意味で、メリットの高いニュースになります。
「あ、何かいい感じッ」「素敵な物が、ありそうよッ」、こんな予感を作りますと、
お客様の買物に対するモチベーションは一瞬で上がります。
また、売り手にも同様効果があり、ニュースの出来不出来によって販売に関するモチベーションが上がったり、
下がったりもします。ニュースは「コレは、売れるよッ!!」「早くお客様に見て欲しいな」などの売れる予感を、
そして、販売に対してのモチベーションを作ることに、非常に深く関係していると言えます。
是非、あなたの売場からお客様へ真っ先に、あなたの売場の素敵なニュースを伝えてくださいね。
それが、お客様と売場スタッフをハッピーに繋ぐことが出来る、売場のニューススペース作りです。
では 皆さんも楽しいGWをお過ごしくださいね。
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。