関西の某人気美容室にて
店前スペースの新しい利用方法を思案しております。
私は美容室等、サービスをメインで提供するサロン型の店舗においても
VMDの知見を多く導入しているのですが
そもそも、美容室は商品販売を実施する店なのか?と問われることがあります
辞書で調べると以下のように↓記されていますので
店(みせ)は、商業的な活動、又は(商売)を行うための建物のこと。
商品やサービスを提供する場所。
↑とありますので、回答としては『店』だと思います。
しかし、多くのサロン型の店舗は商品が置いてあっても
店になっていないと感じます。
この店になっていないという意味は
1)商品の情報発信によって新客が店に訪問するという想定が(店の構造も含めて)行われていない
2)店内でお客様が自ら商品を選ぶ想定(店の構造も含めて)が店内で行われていない
3)店内で、お客様が自ら商品を手に取ってレジに持ってくる想定(店の構造も含めて)が行われていない
商品を購入しようとも、店に『入れない・選べない・買えない』訳ですから
店だけど店になっていないという状況なんです。
ネイルサロン、日焼けサロン、ビューティーサロン、ヘアサロン、エステティックサロンは
物販のみの店舗と違って施術サービスの技術がしっかりとしていれば
定期的に来店が見込めるわけですから
商品によるVMDの知見によってお客様が
店に『入れる・選べる・買える』環境を整備するだけでもサロン型店舗の物販比率は必ず高まります。
非常にあたり前のお話なのですが
商品は並んでいても、店の機能を持たないサロンは本当に沢山ありますので
今日の投稿をしてみました。
参考になさってください
美容室の事例は
最後までありがとうございます。
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深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。