売場作りやVMDの仕事をしていると
『見せると魅せるの違い』に非常に敏感になります。
見せるはお客様に対して意識せずにでも目に入る状態を作ることです。
またそれに対して
魅せるは意識して発信する側が、強い思いを込めて意識させ
『ジックリと目と心で感じさせる』ことだと考えております。
この数日で店舗への客数は回復傾向にありますが
ここまで長い時間ずっとお客様の人数が減り続けたことで
本来、魅せるべきと思って実施していた店舗・店頭の取り組みが
一人でも『目が留まるように』
少しでも『立ち止まるように』と
その取り組みの箇所や提案だけが増えつづけ
魅せることより見えるようにするだけの提案が多くなっているように感じております。
久々にリアル店舗でお買い物をされるお客様に対して
数と量だけを見せても
我慢し続けたリアル店舗でのお買い物に対する期待値に対する正しい回答にはならないと考えます。
是非、早めに見せるから魅せるへ
お客様の期待値を超える提案と演出を実施していきませんか?
店舗を巡る回数が増えてきており、気づいたことを書いてみました。
最後までありがとうございます。
皆様、本日もご安全に
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。