写真は某ホームセンターのフライパンコーナーに設置されたPOPです。
卵焼きを上手に焼くために新しいフライパンを選びにきたのですが
PB商品の商品選びに関する解説POP
『フライパン比較表』が気になり眺め始める
どう見ても、どの商品も一長一短に見える
何を重要視するのかによって、選択基準は違うのだが
親切に書かれているようで
不親切な内容に見えてくる、、、、、
軽さと焦げ付きにくさを基準にフライパンを選ぶのは中々に難しいのではなかろうか?
いや、もしや軽さと焦げ付きにくさがフライパンを選ぶ一般的な基準なのだろうか?
これは無視して、フライパンのパッケージを頼りに選ぶことが正しいのであろうか?
よくよくじっくり見ていくと、これはタイトルはフライパン比較表だが
フライパンの比較表ではなく、フライパンの素材を比較したもなのだと気づく、、、、
フライパンを選ぶということは、第一にフライパンの素材を選べということか!!
この投稿は文句でも、指摘でもなく、店頭の情報の出し方を考察するものなのですが、
これは僕の理解不足から始まった勘違いなのか?
POPの表記が不親切なのか?
深く考えるのはやめにしますが
店頭の情報はとても大切だと、私自身が感じる瞬間でした。
親切な内容を親切に掲出することは重要です。
今後、特に店頭スタッフの人数は人件費を考えても減る傾向にありますから
店頭情報の出し方・出す内容は店舗のクオリティーを大きく左右するものになりますよね。
その上で、情報を出す前に、商品を買った事がなく、知らない人間に
一度、この情報で買えるか?どうか?試してから掲出した方がいいんじゃないかとそう思う訳です。
これまでの多くの現場でPOPの内容を確認してきた私ですが
『企画が作る親切/解説POPは大概不親切である』
ちょっとドラッカーの名言をパクったように聞こえるかもしれませんが
これを今日の投稿の結びの一文として書かせていただきます。
最後までありがとうございました。
11月ですね、、、、みなさま本日もご安全にではでは
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。