昨日 打ち合わせ終わりにTOP画像の売らないお店に行ってみました。
店舗のふれこみやネット上の記事を見ると
『売場から余計な要素を排除することで人とモノのストーリーを際立たせる』
『常駐するアンバサダーが接客にあたりブランドストーリーを伝える』
などが記事の中で紹介されておりましたが、
実際の店舗に行くと
新しい店舗を見たいだけの人が多いんでしょうね
商品を見るというよりも、店舗とお客様の動向を見る人が多く
あれでは、アンバサダーも可哀想という感じでした。
私も反省しております。
さて、
今回、訪問したショールーミング型の売らない店舗等を見ても
最近、新規出店した他の最新のDX型の店舗を見ても
無味無臭的な色気の無い売場で
ただ、商品が整然と並べられている様は
『売らない店舗』ではなく
これまで、あまりお客様に『売らないできた人が作った店舗』なんだろうなーーーと感じています。
これは嫌味でも批評でも無く
店舗自体には探す・見つける・買うという行動・行為に対して感情の受け皿は必要なく
理的な行為として買い物を捉えている感覚を持った方が店舗戦略を考えて売場を作り
そして、それに近い感覚のお客様をメインターゲットとして想定された店舗なんだろうと、、、
それは、それとして理解出来るようになりました。
インテリアは別としても、店舗としては左脳的なお店ですよね。
今後も、まだまだショールミング型の店舗
DX型の店舗に関しては
オンラインを主戦場としていた方々が
リアル店舗に攻勢を仕掛けてくることを考えれば
その進化は急速に伸びてくると思います。
来春以降、新たな店舗のプロジェクトも幾つかスタートしておりますので
私も人の店舗の話ばかりせずに
プロジェクト内で
私なりの答えをしっかりと実現させていこうと思っております。
最後までありがとうございました。
10月とは思えない陽気ですが
皆様、本日もご安全に
ではでは
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。