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VMD大阪ラウンド

感染対策を万全にして、大阪のVMDラウンドに行ってまいりました。

写真はお昼にいただいた、オムライスカツレツミートソーススパという

男子なら夢のような全部のせランチだったのですが、

国内でも西の方に行くと、店頭プロモーションも全部のせというか

あらゆる情報を出来るだけ沢山店頭告知したなる。

地域性なのかもしれませんが、店頭に立ち寄る可能性がある内容に関しては

全て出したくなる傾向にあります。

まー店頭プロモーションは一つでなければならない、なんて古臭いことを言うつもりはありません。

店頭プロモーションには箇所と個数を分けて考える必要があります。

箇所は店頭プロモショーンができる場所の数ですね。

間口が広かったり、2開口、3開口ともなれば

自ずと箇所は増えます。

また個数は、告知する内容(商品)の数ですね。

単純に3箇所プロモーション出来る場所があれば、提案する内容は3個程度となる訳ですが

1箇所で3つも4つも提案内容の個数を増やすと、それぞれのプロモーションの意味が伝わらなくなる。

また、無理に店頭にて提案の箇所数を増やせば、間口幅が狭くなり動線を塞ぎ出します。

現状、客数も減っていますし、プロモーションの全部出しや、特盛をしたくなるのは理解できますが

料理に例えれば

店舗環境というお皿やプレートに乗せられないほど、告知やアピールをするのは

折角の内容が美味しそうに伝わらなくなる可能性もあります。

先ずは店頭プロモーションの原則・原理となる

箇所数・提案数の関係をしっかりと意識して盛り付けていきたところですね。

ではでは

深澤智浩

深澤 智浩

株式会社深澤企画 代表取締役

パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。