皆さんこんにちは 深澤です。実は私メールマガジンも書いてるんです。
http://www.apparel-web.com/information/magazine.html#regist
そこでVMD用語について語るコーナーがあるのですが 圧倒的にブログのアクセス件数がメールの配信数よりも多いので
今回から不定期で 深澤流VMD用語解説 『VMDマスターへの道』を,このブログの番外編として投稿しますね。
中日 落合監督の俺流のように参考文献や解説書には書いていない独自の現場的な解釈で語りますので,是非お楽しみに。
まず第一回はVPについて解説します。チョッとページが寂しいので3DのVP物体構成を載せてみました。
では続きをどうそ・・・・
~ VPって何? ~
VP VISUAL PRESENTATION(ビジュアルプレゼンテーションの略)VMDの理論を導入した売場には、
見やすく買いやすい品揃えを視覚的に作り上げていく為に3つのエリア(商品展開スペース)が存在します。
その中で、見せ場(お客様に魅せるためのだけのスペース、ウインドー、メインスペース、メインステージ)を構成する部分を一般的にVPと言います。
VPの役割としては・・・・・
説明なしで店の考えや情報を視覚的に伝えていくことの出来る魅せるための視覚的表現方法。
商品価値や店舗・ブランドのアイデンティティーを表現し訪れたお客様の全てに感動や憧れ、
幸せなイメージを提供するもの。これがVPのマニュアル的な答えでしょう。
では深澤流VPの解釈は
『売場における テーマ カラー スタイリングの全てにおいて、
お店を表現するにふさわしいタイトルを持った、他店との違い表現の場所・店格です。』
単純に店内にある商品の中からお気に入りのアイテムや、
お勧めのコーディネートをVPスペースに「飾る」というお店が多くありますが、
VPの役割はただ売上の為に店内の商品を紹介するのではなく、現在を含めて過去も未来もVPから、
お客様にお店の情報をイメージとして伝えていく場所となりますので、
計画的なVP戦略が絶対に必要となります。
是非、参考にしてください。
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。