誰にでも鬼門といえるような場所ってありますよね。
私にとっての鬼門は 海外の某主要都市です。
今そこに出張に来ています。
ことの始まりは 初めてその都市にあるアパレル企業と
VMDの年間コンサルティングの契約を結んだときでした。
金額 スケジュール面で合意してもう後はお互いに帰国してからサインを押すだけの状態だったのに
いきなり 先方から
『そんな書類は知らない・・・もういらないから連絡をするのをやめてくれ』と言われた時です。
全くコチラは理由が分からない なぜそんなコトを言い出すのか身に覚えが無いそんな状態でした。
あとから現地スタッフが調べると 契約に行った際
先方の女性社長が契約に行った私を含めた3人の日本人男性と楽しそうに話しているのを
女性社長の下で働く旦那さんが見ていて嫉妬したということでした。
コレ本当の話なので 断られたコチラとしては首を傾げるしかありません。
2回目は別のお客様の話で、こちらは契約を終了してから初めて行った研修の際
『社長に言われたから参加しているんだ』などという
あまりに態度が悪い現場スタッフにキレキレになった私は
もう先方とは決別状態・・・・
やっぱこの時から この都市は鬼門なんだ!!!と思いましたね。
そして3度目の正直となる今回 この都市に来て2日が経ちました。
実は今回は 上に書いた決別してしまった
企業への 再チャレンジです。
先方も興味があるんだけど 前回のこともあるし プライドもあるので引けない。
こちらも 本気でやるのだから本音の信頼関係を気づきたい。
もう2日間 殴り合いのように口論して 最後にはお互いに泣いて理解して抱き合った
そんな2日間となりました。やっぱ 本音で語り合わないとダメですね。
あまりに本音過ぎて 通訳の女性スタッフがやんわり遠慮しながら訳すので
『もう そのままのニュアンスで伝えてッ!!!!』と言ってしまう状態です。
でも本気で喧嘩しなければ理解しあえないことってありますよね。
何となくでも 『コイツ 腹では何を考えているのか分からない??』って
思ってしまったら絶対に信じあえないですもんね。
あと一日あるのですが どうか鬼門説が崩壊しますようにと願う深澤でした。
ではでは
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。