点と面の話
私は今 国内以外でも東アジア 特に中国を中心に仕事をしています。
中国に行っていると話すと 意外と仕事的にも文化的も日本の方々は上からの目線で話をします。
ぶっちゃけて話すと
『日本は非常にファッションの感度も高く文化のレベルも高い 中国はそれに比べて全ての面においてまだまだ低い!!
そこに仕事に行く君は日本ではあまり活躍できないから中国に仕事の場を求めているんだね・・・・』
というようなニュアンスのことを話の節々で感じることがあります。
まぁ~でも それについての内容はコメントしませんが、私自身のことだけを話すと日本にいる。
日本だけで仕事をしていたときよりも外に出てからほうが自分の国のこと(政治 経済 文化 勿論仕事のこと)を考えます。
先日も北朝鮮がミサイルを発射した日に新潟空港から 北朝鮮を掠めて中国の北の街に向かいました。
そこで北朝鮮の経営するレストランでも食事し そこで働く人(北の人)とも合いました。
以外にも、ただ自分の国で普通に仕事をしていると
今 目の前にある現実しか重要にしないせいか、ファッションやトレンドやの情報
もっと言うと隣の店の状況やライバル店のことだけを点で捕らえてしまい
いつも焦っていたり、余裕がなく現時点での自分の状況把握が狭い視点でしか見えてきませんでした。
ですが、外に出る・外の人と話すと自分なりの考えを別の国の人に求められる。
これって、別の国のこと外のことを知るんじゃなくて自分こと
自分の国のこと、そして自分お仕事のことをもっと深く知る、考えることを求められるんです。
そうすると今までは点でしか捉えていなかったことが繋がり線になり
更に大きな面の情報として考えることが出来たり、面の問題として考えられてきたりします。
W杯でも外に出て分かったのは 選手個人や戦術と言った点の問題点ではなく
日本っていう国としてのサッカーって何なの?という全体的な面の問題が問われた訳でしょ?
自国にいたら問題として考えなければいけないことが小さな点になってしか見えないということです。
結局 色んな問題を点として挙げて解決しようとするから
問題点や改善点という点の付く言葉が出てくる訳で・・でも点で問題視する、点で解決するのではなく
それぞれを線として繋いで 面として 「どう捉えていくのか?」 「どう解決していくのか?」と考えなければ本当に物事を良くは出来ないし、その為には外に出ないとわからないと思うのです。
この考え方売場も一緒ですね。
だから 私自身は外に出て以前より国内での仕事が
今圧倒的によくなったと思う!!!(自分に対する評価ですけどね・・・
(写真は北朝鮮のレストランのファサードです)
これかもガンガン行きますよ!!!
欧米でも久々にやりたいっすからねVMD。
欧米かッ!!
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。